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[中学校関連] 保健体育 : よくある質問

教科書の疑問から、教科内容の質問まで、編集部にお問い合わせの多い質問をまとめました。

  • 生活科では、1・2年生の2年間を通じて、学習指導要領上必要な内容項目を学習します。大日本図書生活科の教科書は、子どもたちの意識の流れと季節の移り変わりを考慮し、毎年、春秋の運動会シーズンに必ず寄せられる質問です。 バトンに関するルールは次のように記載されています。

    「バトンは競走中、手でもち運ばなければならない。(中略)もしバトンを落した場合、その競技者がバトンを拾って継続しなければならない。この場合、競技者は距離が短くならないことを条件にバトンを拾うために自分のレーンから離れてもよい。拾った後は、ただちに自分のレーンに戻り継続する。ただし、他の競技者を妨害したときは失格となる。」

    「バトンは、テーク・オーバー・ゾーン内で受け渡されなければならない。バトンのパスは、受け取る競技者にバトンが触れた時点に始まり、受け取る競技者の手の中に完全に渡った瞬間に成立する。それはあくまでもテーク・オーバー・ゾーン内でのバトンの位置のみが決定的なものであり、競技者の身体の位置ではない。」

    つまり、バトンを落としたときの状況によってバトンを拾う走者は次の2通りが考えられます。

     ・パスの最中でない場合は、バトンを落とした走者が拾う。
     ・テーク・オーバー・ゾーン内でのパスの最中の場合は、どちらの走者が拾ってもよい。

    テーク・オーバー・ゾーン内でバトンが次の走者の身体に触れた後、次の走者が完全にバトンを受け取る前にバトンを落とした場合は、バトンパスの最中にバトンが落ちたと見なされるので、どちらの走者がバトンを拾っても構わないということです。
  • これも、運動会シーズンなどに寄せられる質問です。トップアスリートたちは、少しでも速く走るために、身体の使い方・動かし方にも研究を怠らず、日々トレーニングを積んでいます。特に、下半身の筋力を向上させることが必須であるといわれています。では、一般の生徒・子どもたちが少しでも記録を伸ばすにはどうしたらよいでしょうか。コツのひとつは、姿勢にあります。スタートから中間疾走、ゴールに至るまで、前傾姿勢をとり続けるようにすると、記録が向上するようです。また、コンパクトに脇から離さない形で腕を大きく振るようにすると足が前に出やすくなります。そして、動作のバランスが崩れないようにすること。これらに気をつけることが大切です。
  • 「活動していない」時間を少しでも削りたい、もしくはずーっと眠っていたい、などと考える人もいるでしょうが、睡眠は、人間にとって重要な意味を持っています。研究も進展していますが、詳しいことはまだまだ分かっていません。

    睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、一晩にこの2つの眠りを繰り返しています。前者は、大きくは体を休ませる睡眠といわれてきましたが、今では脳を活性化させる睡眠とみられています。後者は、心(脳)を休ませる睡眠です。特に眠りに入って1~3時間での深い睡眠の段階では成長ホルモンが多く分泌し、体の成長や疲労回復を促す働きをしています。

    睡眠時間をどれくらいとったほうがよいかは、個人差、年齢、活動状況などで大きく異なり、一概にはいえません。有名なブレスローによる7つの健康習慣と寿命との関係では、睡眠時間は7~8時間が適正という調査結果になっていますが、今日では時間よりも、生活リズムを整えることなどで、人それぞれ質のよい睡眠をとるようにすることが重要とみられています。質のよい眠りの目安は、気持ちよい目覚めができたこと、日中の間、元気はつらつでいられることです。
  • これらの用語については、研究分野、研究者などの違いによってさまざまな用い方がされています。内容的にも、それぞれ関わりがあって、厳密には分けられないようですが、保健及び保健体育の教科書では、おおよそ以下のように整理して用いています。

    ■発育:
    主として身体の形態・重量などの量的な変化を表している。使用例…体の発育、器官の発育、卵子の発育
    ■発達:
    身体の機能的(働きの)変化・質的変化を表すとともに、精神・行動・能力など、広い範囲に渡っても使われる用語。
    使用例…体の発達、器官の発達、生殖のしくみの発達、心の発達、感情の発達、社会の発達
    ■成長:
    おおよそ発育と同様の意味で使われることが多いが、退化(マイナスの変化)を表さないことが多い。また、発達の意味を含む場合もある。専門的には、前二者を使用している。使用例…体の成長
  • 日本救急医療財団心肺蘇生法委員会(構成機関として日本医師会をはじめとした医学関係諸学会や、警察庁、消防庁、厚生労働省、文部科学省などから成る)は、2005年11月に国際蘇生連絡協議会(ILCOR)から公表された「心肺蘇生に関わる科学的根拠と治療勧告コンセンサス(CoSTR)に基づいて、わが国でのはじめての独自のガイドライン(日本版救急蘇生ガイドライン)を作成し、日本での心肺蘇生の標準となる「救急蘇生法の指針」の改訂を行いました。市民による救急蘇生法の冊子は、2006年6月に出版されています(医療従事者用は2006年12月出版予定)。今後の移行にあたっては、消防署・日本赤十字社等、各公的団体による講習などは、それぞれの組織によって足並みをそろえて順次変わっていきます。また教科書については、2008年版から対応を予定しています(副教材は2007年版から対応予定です)。内容的には、今回の変更の骨子は、「効果的な心臓マッサージを絶え間なく行う」こととされています。変更理由としては、救命率を上げるためにより質の高い心肺蘇生が必要とのことです。

    前回の改訂は、米国心臓協会(AHA)が中心になってまとめた「心肺蘇生法と救急心血管治療のための国際ガイドライン2000」(2000年8月)に基づいたものを、日本では2001年5月に出しています。CoSTRは、心肺蘇生に関わる世界の研究報告を集め、分析したもので、医療・救急の現場、研究は日々進展し動いているものなので、よりよい方法を求めて改定作業も適時行われるということです。次期の国際機関による改正は、2010年が予定されていて、日本のガイドラインもそれに沿った改定が考えられています。
  • 健康教育とは、学校のみならず、生涯学習全体をカバーする領域です。日本は戦後、アメリカの健康・身体教育Health and Pysical Educationという考え方の影響を受け、運動・からだ・健康という複合領域を含むものとして学校の保健体育が始まりました(中・高校の教科の名称が保健体育になったのは1949年から、小学校に保健の内容が入ったのは、1958年より)。現行の小・中・高等学校指導要領総則に、「学校における体育・健康に関する指導は、学校の教育活動全体を通じて適切に行うものとする。特に、体力の向上及び心身の健康の保持増進に関する指導については、体育科(保健体育科、「体育」及び「保健」)の時間はもとより、特別活動などにおいてもそれぞれの特質に応じて適切に行うように努めることとする。また、それらの指導を通して、家庭や地域社会との連携を図りながら、日常生活において適切な体育・健康に関する活動の実践を促し、生涯を通じて健康・安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるよう配慮しなければならない。」とあるように、学校健康教育(保健教育)は、健康(保健)に関する科学的認識の育成と実践的能力の発達を目標とする領域全体を指しています。広義には、「学校安全」、「学校給食」なども含まれますが、直接的には、体育科・保健体育科を中心に、関連した内容を扱う他の教科や道徳・総合的な学習の時間などの領域である「保健学習」、特別活動の中で行われる集団指導や個人を対象とした指導である「保健指導」、の2つの領域から成ります。

    「保健学習」と「保健指導」は、車の両輪で深い関連性を持っていますが、次のような性格の違いがあります。 保健学習:より基本的で一般的な内容を科学的、系統的に学習する。 保健指導:より具体的で実践的な内容を、実態に応じて習慣化しようとする。

    また、学校での保健活動には、「保健教育」以外にも、健康診断・健康相談・疾病予防対策、環境衛生点検・検査・保全や生活管理などを含む「保健管理」(一般的には「保健指導」が付随して行われる)や、児童・生徒・教職員・PTAなどの保健委員会・保健組織活動などの領域もあります。

    なお、健康教育のキーワードのひとつに「ヘルスプロモーション」がありますが、これは、1986年のWHOオタワ憲章で提唱された考えで、「人々が自らの健康をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」のことで、「身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態に到達するためには、個人や集団が望みを確認・実現し、ニーズを満たし、環境を改善し、環境に対処することができなければならない。それゆえ健康は、生きる目的ではなく、毎日の生活の資源である。」とされています。
  • 簡単にいうと、体育はPysical Educationの訳で、運動・身体などに関する、社会も含めた教育の分野全体をいいます。日本は、歴史的にも学校がその役割の中心であったので、学校での体育をイメージすることが多いようです。スポーツSport(s)は、その語源(仕事や義務などから離れること)からもイメージされるように、より自発的な意味あいを持った身体的活動を指しますが、これも体育と混同されることが多いようです。

    体育では、一連のまとまりを持った動きである、運動は、より手段的な体つくり運動(体操)とそれ自体が楽しいスポーツ(広い意味での競争的なもの)・ダンス(表現)の領域に分けて学習されます。

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