ご挨拶

学ぶたのしさとともに 130年|大日本図書株式会社 代表取締役社長 藤川 広

大日本図書株式会社は、創業から130年目の創立記念日を迎えました。これまでご支援を頂きました皆さまに心より感謝申し上げます。

当社は1890年(明治23年)の3月1日に、初等学校で使われる教科書を出版する会社として創業を始めました。創業者である佐久間貞一は、秀英舎という印刷会社を経営しておりましたが、近代国家へと日本が発展するためには、良質な教科書が作られ、供給されることが不可欠と考え、文部省の教科書出版事業を受け継ぎ、当社を興しました。
その後、明治・大正・昭和・平成という時代、政治的にも経済的にも日本の社会が激動するなかで、一貫して学校で使われる教科書の発行を中心として、学術書や児童書などの出版業を営んで参りました。

関東大震災では東京・銀座にあった社屋は灰燼し、焼け残った倉庫にあるわずかな出版資料をもとに営業を始めました。また、太平洋戦争においても社屋は焼失しました。終戦直後はわずか十数人の社員が戻り再出発をしています。

このように幾多の困難を乗り越え、当社が長年にわたって発展を続けられましたのは、当社に関係された多くの官公庁の皆さま、関係会社の皆さま、執筆に関わって下さった皆さま、そして当社の先輩や社員の皆さまのご協力やご支援、努力の賜であり、深く敬意と感謝の意を表したいと思います。

令和の時代を迎えた今、これからも「もっと輝く子どもたちの明日のために」という企業理念を社員一同でしっかりと共有し、出版活動をとおして、「学ぶたのしさ」「わかるよろこび」を子どもたちに伝えることに努め、日本の教育や文化の発展に貢献していきたいと存じます。

皆さまには、今後ともこれまでと同様に変わらぬご愛顧やご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

2020年3月1日