サイエンスカフェ

100 会目

第100会目 鏡の歴史といろいろ

今度は,マスターが韓国の古物商から入手した直径 20 cm 大の銅鏡をお見せしましょう。


韓国の古物商から入手した銅鏡

青緑色をしていますね。

この青緑はもともとの色,それともサビた色?

いい質問ですね。
もともとの色かどうかは,どうやって調べましょうか。

うーん
…そうだ! その青緑のところを磨いてみれば良い!





では,磨いてみましょう。


銅鏡を磨いた

磨いたところが銀色に輝いています。

銅色でも,青緑色でもないな〜。

サビた部分が青緑で,もともとは銀色となると,この鏡は銅でもなく鉄でもなく青銅でできてるっていうこと?

青銅っていうけど,青色じゃなくて銀色なのか!

おおかたは銀色ですが,銅に含まれるスズの割合が少ないと違った色になります。

このことは後で取り上げましょう。