2
本格的な鏡の始まりは?
中国の歴史書『三国志』の中の『魏志倭人伝(ぎ し わ じん でん)』に「倭国の女王卑弥呼(ひ み こ)が魏に使いを送って,西暦240年魏の皇帝から銅鏡100枚を賜(たまわ)った」という記述があります。
この銅鏡は,一説には三角縁神獣鏡だと言われています。
では,マスターのコレクションから,こちらをどうぞ。
ご覧ください。縁が三角の山型,そして神獣が描かれています。
…でもマスター,それ本物なの??
あれ? それ友達が持っていたような…
ばれたか!
これはイミテーション(模造品)で,ガチャガチャで当てたものです。( ̄∇ ̄ ハッハッハ
本物は,直径約 20 cm と結構大きくて金属で出来ています。
そこで,第2問
三角縁神獣鏡はどんな金属で出来ているのでしょうか。
【予想】
- (ア)鉄
- (イ)銅
- (ウ)青銅(銅とスズの合金)
ここで,じっくりとお茶しながら考えて下さい。
マスター,ヒントにその鏡の色を教えてよ。
発見されたものは,模造品のように青緑がかかった色をしています。
あぁ,サビて青緑色になったってことだね。
じゃあ鉄じゃないね。鉄サビの色は…赤茶色?
青緑色っていうと,神社の屋根の先なんかも青緑色になっているよね。
そうだね。それでサビていないところは銅色をしているから,答えは銅だね!
ところで,青銅は何色なの?
そりゃー,青銅は字の通り青っぽい色でしょう!!
じゃあ,青銅はサビる前から青緑色なんじゃない?
皆さん良いところに気づいていますね。
(next page↓)