vol.23 - No.23 (2022年3月1日)

庭のミカンの実は、ヒヨドリに食べられてしまった後、わずかに残ったものをすべて収穫しました。ロウバイの花は、鳥害対策をしたのですが手ぬるかったようで、今は枝にほんの数個しかついていません。そんな我が家の庭で次にねらわれたのが、アブラナ科の植物の苗たちでした。春にぐんとのばす花茎を食用にするノラボウ、こぼれ種から育っているロマネスコ(カリフラワーの変種)やカラシナなどの苗です。大きく育っているものは葉柄と主脈を残して柔らかい部分のほとんど、小さな苗は茎だけ残して葉の全てを食べられてしまったのです。そのままにしたら全滅してしまうので、寒冷紗(かんれいしゃ)とよばれる覆いをしました。それでもなお、鳥たちは隙間を見つけては顔を入れてついばみます。そこで、隙間のないように覆いをすると、よほどお腹がすいているのか、今度は今までついばむことのなかったクリサンセマムノースポールやワスレナグサの葉までちぎるようになりました。それがおいしくないことが分かったのか、被害は拡大していませんが、これからはウメの花が咲き出すので心配は続きます。被害の大小はありますが、実はこのようなことは毎年の冬の出来事です。鳥たちも冬を乗り切るために必死なのです。それが分かっているので、必要以上の対策はせず、庭の植物のある程度の被害は黙認することにしています。ヒヨドリに対して悪い感情は持ちますが、地球上に生まれてきたからには、どんな生き物にも生きる権利があるとということは認めなくてはと思います。

さて今回はハーブの仲間のボリジ(和名:ルリジサまたはルリヂシャ)が育つようすを紹介します。冬の一番寒いときでも、ちょっとした霜よけをするだけで花を咲かせます。今、我が家の庭でも咲いています。