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29 会目

第29会目 花と実と太田道灌

帰りの車の中のことです。

やっぱり『花が咲けば実がなる』のだな。
ジャガイモにしても実がなるしな。(第1会目第8会目参照)

と,つぶやいていると…


八重咲きの山吹の花には実がならないよ。

と,隣に乗っていた妻が言い出しました。

え〜! そうなの?
…実がなっても小さくて気づいてないだけじゃないの?

と反論すると,

だって,七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだになきぞ悲しき という歌があるじゃないの。

太田道灌が旅の途中でにわか雨にあい,民家に蓑を借りに寄ると,娘が山吹の花を一輪差し出したという話ね。

越生(おごせ)にその碑があるね。

さらに,妻は言います。

その歌の実の一つだになきは,一つだになき,と掛けてるのよ。

ほう,さすがは元文学少女。マスターはすっかり感心してしまいました。

八重山吹

歌の通りなら,七重,八重咲きの山吹の花は実ががならない?

本当かな? と半信半疑でネットで調べると,「七重や八重咲きは園芸種で,おしべが花弁になり,めしべが退化した」とありました。

ふ〜ん。それなら納得。

でも,太田道灌は室町時代の人で,山吹は特に園芸種にするほどでもないんじゃないかな?

またしても,マスターの好奇心に火がつきました。

よし,山吹の咲く4〜5月に花を見に行き,花が散った頃に実がなっているかを確かめよう! と暖かくなる春を待ち望んでいます。

これからも科学のおもしろ話題をアレコレ紹介していきます。
ただし,何分にもマスターは“頭痛持ち”&“気まぐれ”ですので…その点だけはご容赦を…m(_ _)m