vol.25 - No.17 (2023年12月1日)

今年は、11月上旬まで夏、そして11月中旬から冬というような一年となりました。美しく紅葉する落葉樹に癒される心地よい気候の秋はいったいどこへ行ってしまったのか?そんなふうに思っていたこともあって、10月上旬までが播き時のタマネギの種を播きそこねていました。1か月遅れの11月の上旬、ようやく畑に種を播きました。オクラが上手に育ちたくさん収穫できたことに気をよくし、ダイコンやコマツナの種もまいて、今は食べきれないほどたくさん育って大満足といった状態です。そこで、タマネギにまで手を出してしまったというわけです。石灰をまいて耕し、1週間ほどたったところで深さ15cmほどの溝を作り、堆肥と鶏糞を入れて土をかぶせ、そこに種を播きました。暖かい日が続いたとはいえ、11月ともなると朝晩は冷えることがあります。そこで、発芽しやすくなるようにと不織布で覆いました。それがよかったのか、種を播いてから11日目、雨が降った翌日に発芽を確認することができました。畑でのようすには、庭で野菜を育てた時とは大きな違いがあります。それを目の当たりにし、農家の人によって長い間耕し続けられ、しっかり土が作られた畑の力の大きさを実感することとなりました。農家の方の力を感じたのは、そればかりではありません。同じ畑でもう1種類、ブロッコリーも育てているのですが、50mほど離れた畑で本職の農家さんもブロッコリーを育てています。私より2週間ほど早く苗を畑に植え付けていました。私も、庭で10cmほどの背丈まで育てた苗を畑に植え付けました。今は大きいもので背丈が30cmほどになっています。しかし、まだつぼみの塊、食用にする部分の影も形もありません。それなのに、本職の農家さんの畑では収穫が始まっているのです。本職にはかなわないことも痛感しました。どこに違いがあるのかわからず、敬服するしかありません。

さて今回は、アカメガシワの2回目です。大きく育った株が花を咲かせるようすや実ができるようすを中心に紹介します。