vol.24 - No.04 (2022年5月15日)

夏になると葉が茶色くなって次々と落ちてしまう我が家のリンゴの木に、久しぶりに花が3輪つきました。リンゴの木を植えてから十数年の間で2回目の開花です。農薬はなるべく使いたくないと思っているので、肥料の与え方を色々試したり枝の先を下げる作業をしたりするほかは、特別な世話をせずにいました。しかし、昨年から庭でいろいろな果物を収穫したいと考えるようになり、ユズやキンカン、ブドウなどの苗木を植え足しました。10年以上育てているリンゴも実を収穫したいという思いが強くなり、いままで避けていた農薬を使用することにしました。ところが、昨年は葉が茶色になり始めてから慌てて消毒したので、効果は少なく、葉の多くが落ちてしまいました。そのため、夏に作られる来年用の葉芽や花芽はしっかりできないだろうと思っていました。そこで今年は、芽がのび出す前に1回、芽が少しのび出したところでもう1回殺菌剤を散布しました。その結果、葉がたくさん茂り、花も3輪咲いたというわけです。その3輪の花に、近所のナシ園のすみに植えられたリンゴの花を2輪いただき、受粉させてみました。花びらが散り2輪は何となく子房が膨らみ始めたようにみえますが、どうなるかはわかりません。しかし、なんとなく来年は今年よりたくさん花が咲いてくれるような気がします。雄花と雌花がずれて咲いたためにやきもきさせられたキウイ。20個ほどつぼみをつけたユズ。たくさんのつぼみがついて収穫に期待のもてるブドウ。果物を育てながら、明るい気持ちで毎日が過ごせればと思っています。

さて今回は、ナナホシテントウの3回目です。1齢幼虫が前蛹になるまでのようすを紹介します。