vol.23 - No.22 (2022年2月15日)

もう少しでウメの花が咲き始めますが、1月〜2月にかけて花をつける木々は少なく、公園など寂しいものです。そのような中、よい香りで透き通るような美しい黄色の花を咲かせるロウバイはひときわ目を引きます。我が家の庭には種から育てたロウバイが1本あり、今年は花を咲かせるようになって2年目です。まいた種が発芽したのが2015年4月、発芽してから6年かかって1m50cmほどの背丈になり、昨年は20数個の花を咲かせました。今年は100を超える花をつけ、よい香りを庭に漂わせています。花の少ない庭で黄色い花を咲かせるようすを思い浮かべながら、すべてのつぼみが開いたならさぞ美しさが増すだろうななどと考えていたある日のことです。1階の庭に面した一番暖かくなる部屋で過ごしていた妻から「ヒヨドリがロウバイの花を食べてるよ。」という知らせがありました。「え!、またヒヨドリ」。1週間ほど前にやっと甘くなりだしたミカンを、20〜30個ほど食べられてしまったばかりだったのです。今までは数個した食べられたことがなかったのですが、天気が悪かった日にミカンの木に面した部屋の窓のシャッターを開けずにいたため、人の気配がないことに安心したのでしょう。ミカンがついばまれる被害が一気に増えたのです。メジロに1日1つぐらい食べられることは許せるのですが、1日で20以上ものミカンが食べ散らかされたのでは許せません。ヒヨドリに対する悪い思いがぐんと増してしまいました。庭にやってくるシジュウカラ、ジョウビタキ、スズメ、メジロなどのために餌台を作ろうかと思うこともありますが、ヒヨドリの存在を思うとためらってしまいます。

さて今回は、川や湖などの水辺で見かける鳥の2回目として、見かけやすい鳥から見かけるのが難しい鳥まで6種類紹介します。