vol.23 - No.06 (2021年6月15日)

春にまいた種から育った苗が、5月を過ぎて大分大きくなりました。特に収穫を楽しみにしているのがダイズで、エダマメとして食べようとたくさん育てています。少しずつ長い期間収穫できるようにと畝を3列作り、一番奥が大きな苗、真ん中の列が2週間若い苗、そして前列が発芽して間もない一番小さな苗になるように植えました。ビニールポットに種をまいて少し育ててから植えたので、どの列もきれいにそろって成長していたのですが、ある朝のことです。真ん中の列の1本が、根元付近で折れて倒れているではありませんか。歯が抜けたようになってしまっています。「しまった。ヨトウムシ(ヨトウガの幼虫)にやられた。」そう直感しました。そこで、夜に見回ったのですが、ヨトウムシは発見できませんでした。次の日の朝、またしても1本やられています。さすがにこのままではまずいと思い、倒れた苗の周りを中心に土を浅く掘りかえし、昼間は土の中に隠れているヨトウムシを探しました。すると、いました。長さが3cmほどに育った黒いヨトウムシです。これでひとまず安心です。同時に、飼育中のヨコヅナサシガメの餌が手に入ったとも思いました。自然界では生き物を食べることによって命がつながっているのだということを、再認識しました。ヨトウムシはほんの一部分だけを食べたのですが、それがダイズの苗にとっては致命傷となる部分でした。何枚もの葉がついた体のすべてをむだにしてしまうような食べ方は許せません。食べるんだったら葉の先から食べろと、思わずつぶやいてしまいました。

さて今回は、ササキリの2回目です。2齢幼虫が成虫になるまでを紹介します。