vol.22 - No.05 (2020年6月1日)

食べ物を少しでも多く自分で作りたいという思いから、庭の小さな畑で野菜を育てたり果樹を植えたりしています。3月から4月には、アブラナ科のノラボウを2日に1回摘み取って、ゆで野菜として食べていました。今はサヤエンドウが次々と実をつけています。急に気温が上がったためか、成長がストップしたジャガイモもそろそろほり出そうかと思っています。それ以外にも、タラの芽・アスパラガス・ニラ・ミツバも少しずつ収穫できます。果樹も、特に苦労すること無く、300個以上のハッサクの実を今年も収穫することができました。今はこれからのために、ショウガ・オクラ・ゴウヤの種をまいて育てています。このように書くと自給率が高そうですが、これでも毎日食べる食材のほんの一部にすぎません。食卓にはそれ以外の食材がたくさん並びます。農家などの人たちの多大な働きによって得られるものがいかに多いかということを痛感します。10年育ててまだ一度しか花の咲く姿を見ていないリンゴも実らせたいと思っているのですが、栽培農家の人たちの技術はそう簡単に手に入りません。私たちの生活の仕方について、いろいろ深く考え変えていかなければならない事態となっている今、食に関わることの優先順位が高いことを、今まで以上に感じています。

さて今回は、カイコの幼虫が生まれ育ち始めるときに合わせ、クワを紹介します。今は、葉がのび出し、花や実をつけるようになっています。