vol.21 - No.19 (2020年1月1日)

年半ばの改元であったために令和元年は短く、あっという間に令和2年になってしまいました。今年もまた何かが起きるのではと、不安な気持ちで新しい年を迎えたのは私だけでしょうか。数十年前に結婚し、さあ子供をと考えたときに、もし子供に「こんな世の中になることを予測できなかったのか。こんな世の中なら生まれてきたくなかった。」と言われたら、どうしようかと思ったことがありました。しかし、何とか今まで持ちこたえることができました。2人分の命を育てることができたことは良しとすべきかなと思います。このまま世の中が進んでくれればと思うのですが、以前よりも厳しい状況に直面していると思える今日この頃です。今の子育て世代の人たちには新しい命を生み出すことに不安を感じている人もいるのではないでしょうか。その不安は、数十年前の私たちよりもさらに強いものだと思います。親は子の一生を案じ、子はその子の一生を案じる。多くの人の心の底にはこのような思いが流れ続けているはずです。ところが時として、自分が生きている間さえよければといった身勝手な心に支配されてしまうことがあります。新しい年を迎える時に、明るい話でのスタートにしなかったことは心苦しいのですが、大切なことと思い話題にしました。大きなことはできませんが、未来の人たちのために何かしていきたいと思います。

さて今回は、早いものは1月のうちから花を咲かせるジンチョウゲが育つようすを紹介します。