vol.20 - No.05 (2018年6月1日)

5月に入ってからは何回も山中湖に通っています。コブハクチョウのヒナが育つようすを撮影するためです。昨年もこの時期に何回も通ったのですが、撮影を途中で断念せざるを得ない状態になってしまったので再挑戦というわけです。最初は5月4日に卵の確認をしに行きました。今年は7個の卵を温めていました。無事にたくさんのヒナが孵化することを願いながら、ヒナが生まれる日を推理し5月8日に再度訪れたところ、運よく1羽のヒナが孵化する時間に居合わせることができました。地元の人の話によると、その後9日と10日に1羽ずつ孵化し、ヒナは3羽になったそうです。しかし、残念ながら残る4個は孵化せずに終わってしまったようです。これからは3羽のヒナが無事に大きくなることを願うばかりと思っていたのですが、14日に撮影しに行ったときに思いもよらないことが起こりました。巣の場所はもぬけのからで、湖の右をみても左を見ても確認できる範囲にはヒナどころか親鳥の姿すら見えません。自分のいる場所から確認できないだけかと考え、まずは右側を2kmほども歩いて探してみましたが、いません。巣の所まで戻り、今度は左側を探そうと湖の左側を眺めたところ、ぽつんと白いものが2つ見えます。あ!いた。ホッとしましたが、あんな遠くまでヒナを連れて出かけるものかとヒナの存在が心配になります。ある程度近づいたところで望遠レンズを通して探してみたのですが、見えるのは親鳥だけでヒナの存在は確認できませんでした。その後の話は次回、かわいいコブハクチョウのヒナの姿とともにお話しします。

さて今回は、4月〜5月が花期のヒメヒオウギが育つようすを紹介します。