vol.19 - No.13 (2017年10月1日)

9月・10月は「秋まき」と呼ばれる植物の種まきの時期です。これまでは、こぼれ種から育つ小さな苗を見つけ、俗にいう「鉢上げ」をして春の花壇用草花の用意していました。しかし、今年は5種類ほど種を買って種まきをしました。いつもと違う花を育てたり、代を重ねることによる劣勢化に対応したりするためです。まいた種のうち、キンセンカ・スターチス・ベニバナは3日で芽を出し始めました。こぼれ種から芽を出しているものもあるだろうと庭を見て回ったところ、クリサンセマムノースポール・サクラソウ・ワスレナグサ・ムラサキハナナ、その他にも、まだ小さいために種類の判別ができないアブラナ科の植物たちと、さまざまな草花の芽が見つかりました。全部を上手に鉢上げしたら、大きな花壇をがいっぱいにできるほど育てられると思うのですが、それほどの場所を確保することはなかなかできません。育てきれずに終わってしまう小さな芽の姿を見ているうちに、命を全うすることができない地球上の数多くの生き物たちのことや、世界各地の人々のことまでが思い起こされて、複雑な気持ちになってしまいました。

さて、今回はヨモギの2回目です。春のころとは大きく異なる秋の姿を紹介します。