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(vol.19=2017)
ookiku vol.19 No.03(2017.05.01)
写真・解説=八木澤 薫
コブトリソウ
   4月5月は多くの鳥たちの子育ての時なのだということを、改めて実感しています。3月の終わりにコブハクチョウが卵を抱いているところを見つけた後、ある公園の高い木の上に巣を作るオオタカの話を聞きました。そのオオタカの撮影をしに行った帰りに、今度は木の穴に何度も出入りするシジュウカラを見つけました。シジュウカラは巣の材料らしいものを何度も穴の中に運び入れていたので、子育ての準備をしていることは確かなようです。私の部屋の東側の窓から見える家の戸袋には、ムクドリが繁く出入りしています。人の住んでいない家の戸袋に木の枝を運び入れるハッカチョウの姿も目撃しました。2年前にコゲラが巣穴を掘っているのを見つけたのも4月でした。サクラの花が散って葉が茂り始め、山にもたくさんの緑が戻ってきました。新しい柔らかい葉を食べる虫や花の蜜を吸う虫も増えてきました。そうした虫たちを捕えて鳥たちが子育てをする。「命が躍る」と表現される春から初夏にかけては、自然の中での活動が活発になります。この時季は、ついついカメラのシャッターを切りすぎて、その後の処理や整理が大変になってしまいます。
 さて、今回はコブトリソウを紹介します。前回紹介したウラナミシジミの幼虫の食べ物となる植物です。