vol.17 - No.24 (2015年8月15日)

7月の下旬からとても暑い日が10日以上も続きました。今年も、夏休みにはいろいろしたいと計画を立てたのですが、太陽の出ている日中は屋外での活動があまり捗りませんでした。日陰を探してうろうろするばかりで、撮影が思ったようには行えませんでした。そんな中、クヌギの木の樹液を吸うゴマダラチョウをながめていたとき、昆虫好きの人に出会いました。ゴマダラチョウが最近増えたことやアカボシゴマダラはいくらでもいるといった話をしていて、10年以上アオスジアゲハの卵を見つけられないでいるという話になりました。するとその人は、図鑑などにはアオスジアゲハはクスノキの葉に産卵すると書いてあるが、シロダモのほうがよく産卵すると教えてくれました。そこで、教えられたとおり近くのシロダモの木の若い葉を探してみたのですが、何と卵が3つ、さらに3頭の幼虫までも見つけることができました。早速その卵を家に持ち帰り、飼育と撮影を始めています。若いシロダモの葉を用意するのに手間はかかりますが、アオスジアゲハの幼虫はすくすくと大きく育っています。クズの花でみつけたウラギンシジミの幼虫と共に、成虫になるまでしばらく目が離せません。

さて今回は、モリアオガエルが育つようすを紹介します。2年前の6月下旬に卵を見つけ、その後しばらく観察と撮影を続けていましたが、最近ようやく成体を撮影することができるようになりました。1回目は、卵がオタマジャクシになり上陸する前までのようすです。