vol.17 - No.24 (2015年7月15日)

7月の上旬に、2泊3日と1泊2日の2回、移動教室と呼ばれる宿泊学習(私の勤める学校では「緑の学校」と呼んでいます)に行ってきました。行き先は清里と丹沢です。自然の中で生活訓練をしたり、自然や友達とのふれあいを楽しんだりと、子どもたちにとってはとても楽しい活動をたくさんしてきます。といっても、最近の子どもは、自然との付き合い方が上手とは言えません。経験不足なのでしょう。丹沢に出かけた2年生は、生き物を見つけると闇雲に追かけまわすので、捕まえたいのか追い払っているのか分かりません。注意もせずに草のしげみに飛び込んですり傷を作ったり、川で転んだり、ぬかるみに落ちたり、という状況でした。ですが、積極的に自然とふれあおうという気持ちは見えました。それに比べ、清里に行った6年生は、だいぶ様子が違いました。清里のような自然の豊かなところでなくてもできるようなことに夢中になっていました。育つにつれてどんどん自然からはなれていってしまう子どもたちの生活を見ていると、生き物としてのストレスをどこかにためながら大人になってしまうのではないかと心配になります。

さて今回は、コゲラの夫婦による子育てのようすを紹介します。