vol.17 - No.07 (2015年7月1日)

私にはあっという間の半年でした。昼の長さが短く仕事が終わると真っ暗で、庭のようすを見回ることができなかった1月から、今は1年で一番昼の長い時となり、7時でも庭のようすを見回ることができます。そして、庭は、1年で一番多くの生き物が過ごす時となりました。鳥が運んだ種から発芽したと思われるカラスザンショウの木は2年目を迎え、その葉を食べてアゲハやカラスアゲハの幼虫が元気に育っています。小さな畑の作物の上にはカマキリの子どもたち、穴だらけのキャベツにはヨトウムシやモンシロチョウの幼虫、そのモンシロチョウの幼虫をねらうアシナガバチ、そして、夜になると虫を餌にするヒキガエルたちがあちらこちらに現れるなど、庭はとてもにぎやかです。動植物を撮影する私にとっては、一番楽しい時なのですが、庭の芝や樹木の手入れも行わなければならない中で、土曜出勤も重なり、なかなかじっくりと撮影に取り組むことができませんでした。あれもこれもの生活に、疲れ気味の6月でした。

さて今回はオキナワスズメウリの2回目、かわいい実が育つようすを中心に紹介します。