vol.16 - No.13 (2014年10月1日)

私の勤める学校の黒板が、電子ボード(白板にプロジェクターがついたもの)に替わって1年がたちました。30年前から一斉授業でのコンピュータ活用を提案してきた私としては、考え続けてきたことが思う存分できるようになるはずでしたが、タブレットPCが思うように動かなかったことと、理科や算数の授業を受け持っていなかったことで、バリバリと実践する機会がなかなかありませんでした。しかし今回、飛び入りで理科の研究授業を行うことになり、3年生の「こん虫の育ち方」の授業を復習という形で行いました。デジタル教科書を提示して、教科書の写真を拡大表示したり、コピーして並べたり、デジタル教科書に仕込まれた動画を表示したりと、児童の反応や発言に合わせてインタラクティブに授業を進めました。また、新しく購入したタブレットのおかげで、画面上にすらすらと止めやはらいを意識した手書き文字を書き込んだり、動画表示中の画面に印をつけたりと、満足のいく展開で授業を行うことができました。ただ時折、タブレット画面に授業に無関係なメッセージウインドウが出たり、ちょっとずれたところをクリックしてしまったために不要な表示が出たりと、児童の集中が途切れてしまう場面がありました。20年前には考えられなかったコンピュータの動きに、戸惑いを感じながら進めた。そんな授業でした。

さて今回は、インゲンマメの2回目。花が咲いて食べごろの実がなるまでのようすを紹介します。