vol.15 - No.06 (2013年6月15日)

3月のはじめに池に生みつけられたヒキガエルの卵から孵化したオタマジャクシは、あまり大きくならずに子ガエルになりました。池に食べ物が少なかったためでしょうか、自然の中では大きなカエルであるにもかかわらず、オタマジャクシが子ガエルになったときの大きさは、アカガエルやシュレーゲルアオガエルよりも小さくたよりない姿でした。そんな子ガエルが池のふちを黒くするほどつき上陸の準備をはじめたのが6月になろうとするころでした。子ガエルたちは雨が降ったのを合図に、いっせいに上陸して池の周りに散らばっていきました。庭を歩くとあちこちで小さな黒いものが動きます。踏んでしまいはせぬかと気を使うほど大変な数でしたが、その後、芝生の上でひからびる子ガエルを見つけました。いったい何匹が大人になるまで育つことができるのでしょうか。

さて今回はシュレーゲルアオガエルの3回目。昨年庭に放した子ガエルが冬をのり切って、大人のカエルになるまでのようすです。