vol.12 - No.17 (2010年12月1日)

ここ数年気にかかるのは、日本や世界の天候気候の変化です。自らもそれを体感しながら、気候に順応できずに滅びてしまう生き物がいたり、気候に順応した新しい種(しゅ)が生まれたりするのだろうななどと考える機会が増えました。地球の生き物は、今までもずっとさまざまな要因によって変化し進化してきました。最近では、人が関わって生き物が変化することも多くなっています。そのような中で、ちょっとおもしろい種(しゅ)のでき方を知りました。ライムギです。ライムギは、もともとは畑の周辺に生える雑草でしたが、ムギに似ていたことからムギの間で生えても抜かれなかったようです。そこで育ったものが子孫を残し、よりムギに似た個体へと変化していったというのです。人が関わることによって(特に意図して行ったわけではないのですが)、ライムギという種を作りあげたのです。

今回は、そのライムギが育つようすを紹介します。