vol.8 - No.08 (2006年7月15日)

昨年5年生を受け持った私は、子どもたちをつれて軽井沢に「緑の学校」と称して、林間学校に出かけました。出かける前に、現地へ下見に行ったとき見つけたオトシブミの話をしてあったからでしょう。ハイキングのとき、たくさんの児童がオトシブミを探し始めました。目的地に着くまでに、卵が入った通称「ゆりかご」を、数え切れないほどビニール袋に入れて持つ子どもまで現れてしまいました。「軽井沢の生態系が変わってしまうよ。」などと話をしながら、帰りの道々「ゆりかご」を自然の中に戻させたほどです。とはいうものの、オトシブミに関心を示した児童たちのことも考え、20個ほどだけ「ゆりかご」を持ち帰り、成長のようすを撮影しました。

今年もまたオトシブミたちがたくさんの「ゆりかご」を作る季節となりました。そこで、今回と次回(8/15)の2回に分けてオトシブミが育つようすを紹介します。