vol.4 - No.13 (2002年10月1日)

今の小さな子どもたちは、「おままごと」などをして遊ぶのでしょうか。それらしいことをしている小学生を、最近見かけません。もしするにしても、ミニチュアの台所セットなど本物そっくりの道具や材料が用意されていて、身の回りの不要品や自然の素材を利用した創造性豊かなおままごとができる環境も少なくなってしまいました。

昔は、木の実や草の実、木の葉などを利用して、想像力を育んできました。よく使った草に、赤飯の代わりにされた「赤まんま」と呼ばれる花がありました。イヌタデやオオケタデという名の植物で、夏の終わりから秋にかけて、きれいな花を咲かせます。

そこで今回は、イヌタデの仲間の中で一番大きくなる、オオケタデを紹介します。