vol.4 - No.09 (2002年8月1日)

7月20日の梅雨明けのころから、とても暑い日が続き、8月に入ったらどうなるのだろうと心配になるほどでした。野山に出ても日射しは強く、虫たちも日陰で休まずにはいられないといったようすです。強い日射しの中では、草木も何となく元気がないように見えました。しかし、そんな中で元気に見えたのが、クズやガガイモといったつる植物です。つる植物は、他の植物をつたって体をのばし、日のよく当たる場所を占領してしまいます。特にガガイモは、葉につやがあって葉からの水分の蒸散をおさえやすく、根は木々の根もとの日の当たらないしめった場所にあります。そのため、夏の強い日射しを受けてもしおれることなく、生き生きとしています。

私の家の庭でもガガイモが元気につるをのばしていたので、今回はガガイモを紹介します。