vol.1 - No.24 (2000年3月15日)

サクラの花の便りが聞かれるのも、あとわずかとなりました。秋の初めに成虫となり、木の幹の中でもう5ヶ月以上も越冬しているカミキリムシも、外に出る日を待ち遠しく思っていることでしょう。クヌギやクリなどの木を食害し、果樹園の嫌われ者のカミキリムシですが、子どもたちには人気があります。我が家のイチジクの木は、キボシカミキリに食い荒らされて、哀れな姿で立っています。幹の中にはたくさんの幼虫や成虫がいるのだろうなと思いながら、キボシカミキリの成長のようすの撮影ばかりでなく、コゲラの撮影もできたので、複雑な気持ちでイチジクの木を眺めています。

さて今回は、我が家のサクラの木の隣にイチジクの木があり、その木の幹の中にはたくさんのキボシカミキリがいるというだけの、理由にならない理由ではありますが、キボシカミキリの紹介をすることにします。