自然再発見 - No.20 (1999年1月15日)

一年で一番寒い時となりました。これから1ヶ月ほどは、寒さの中で自然の動植物には試練の毎日となります。色々工夫して寒さを乗り切る姿を、いくつかでも撮影できたらと考えるのですが、なかなか発見することができません。花の季節なら、花の前でカメラを構えたりまわりのじゃまなものなどどけていても、変に思う人はいないのですが、寒空のもとで、落ちている朽ちた木をひっくり返したり積み重ねられた板の隙間をのぞいたりしていると、変な顔で見られてしまいます。公園などで、落ち葉をひっくり返したりはがれた木の皮の隙間をのぞくようすを見て、何をしているのかを理解できる人は少ないようです。

さて今回は、前回に引き続いていてランの紹介をすることにしました。前回が栽培されているランでしたので、今回は、野山に自生する野生のランをいくつか選んでみました。野生のランにも何ともいえない魅力があります。