インゲンマメの種子


インゲンマメの種子

四季の教材 - No.03 (1996年5月1日)

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インゲンマメの種は、新年を迎えて1カ月もすると、園芸店の店先に並べられるようになります。最近はつるのないもの、すじがなくて食べやすいものなどを売りものにしていますので、インゲンと表示してあるからといって、よくみないで買うと失敗することがあります。実験に使うのですから、品種の善し悪しより栽培のしやすいもの、袋の中に入っている種の数の多いものを選ぶとよいでしょう。私などは、絵をちらっと見て買ってしまい、後で見たらお赤飯を作るときの豆のササゲだったということがあります。発芽の実験には支障はなかったのですが、実がなるまでに成長させて収穫したものを、インゲンのように食べようとして、おいしくないなと思った経験があります。

この画像は、種を水につけて1日置き、膨らんだところで2つに割ったものです。片方に、芽や根になるところの幼芽や幼根があります。その他の私たちが食用にしている部分は子葉で、発芽後はふた葉とよばれます。