小鳥やニワトリを飼うことが多かった昔は、ヒヨコ草の愛称で親しまれた、ごくありふれた草でした。今は、あるところにはいっぱいあるのですが、見つからないとなると、あちこち歩き回っても発見することができない草となってしまいました。
ヒヨコ草と呼ばれるように、葉は小さくやわらかく、とてもおいしそうな色です。小さなヒヨコにでもついばむことができ、実際、小鳥やニワトリが好んで食べます。普通のハコベより葉も背丈も大きいものを、ウシハコベと呼びます。どちらもナズナ同様小さな白い可憐な花で、これも春の七草の1つです。