4月の天体図2024年
ポン・ブルックス彗星が、70年ぶりに太陽にもっとも接近(4月21日)します。日本での観察の好機は、4月1日から4月10日くらいで、夕方、西の空の低空に輝くと予想されています。近くには木星があるので目じるしになると思います。
北の空では、うしかい座が昇ってきました。うしかい座は、ネクタイのような形に並んだ星座で、「クマ(おおぐま座)の番人」という意味の1等星「アルクトゥルス」があります。
新学期になりました。星空も冬の星座は西に傾き、天頂にはレグルスが輝いています。春は明るい星が冬ほど多くはありませんが、からす座など整った形の星座も多くあります。
南の空では、からす座が昇ってきました。日本では古来、「西に三つ星が沈むころ、東の空に四つ星が昇ってくる」とオリオン座と対比されて表現されていました。