６月21日の夕方に日本全国で部分日食を観察することができます。東京では、16時11分頃から食が始まり、17時10分頃が食の最大になります。食の終わりは18時03分頃（全国で時刻は少し違う）です。太陽を直接観察することになりますので、日食専用観察グラスや遮光板などが必要です。
北の空では、りゅう座が南中をむかえています。あまり目だたない星座ですが、りゅうの頭の部分とされる小さな四角形が目じるしになります。

６月21日は夏至です。昼間が長いこの時期は天体観察の時間が短くなります。この日に日本でも部分日食が観察できることは北の空でも書きました。国内でも南の地方ほど深く欠ける日食になり、台湾などでは金環日食として観察することができます。
南の空では、うしかい座が天高くに昇りました。オレンジ色のアークトゥルスとおとめ座の白色のスピカを見比べるのによい季節になりました。