二重星団は、ペルセウス座とカシオペヤ座のちょうど中間あたりにあり、肉眼でもボーッとしている姿が眺められます。
両星団とも300個程の星々が密集して集まっています。距離は7330光年で、散開星団としては距離が遠い天体です。
紀元前130年にはギリシャのヒッパルコスによる観測があります。ただし、ヒッパルコスは星はないと記載していました。この天体が星団であることを発見したのは望遠鏡によって観測したガリレオ・ガリレイだとされています。
この星団は、生まれて320万年程しか経っていません。太陽の年齢を人に喩えて45歳の壮年期だとすると、生まれてたった12日という赤ちゃんの星です。