おおいぬ座2007.2
冬の宵の南の空にひときわ明るく輝く星が、おおいぬ座のシリウスです。 明るさは-1.5等、恒星の中では一番明るい星です。シリウスの語源は「焼きこがすもの」というギリシャ語です。その理由は、シリウスが日の出直前に東の空に現われる頃が、エジプトでは真夏にあたるためです。古代エジプトではその頃を1年の区切りと決めていました。 ギリシャ神話によると、この犬はオリオンがつれていた猟犬、あるいは月の女神アルテミスの侍女の飼っていた名犬レラプスの姿ともいわれています。