おとめ座とからす座2005.3
おとめ座は全天で2番目に大きな星座で、スピカは真珠星とよばれています。
おとめ座を見つけるには、まず白く輝く明るい星スピカを見つけることです。今年はこの近くに木星がいます。きっとスピカを見つける目じるしとなるでしょう。スピカは麦の穂という意味です。
ギリシア神話では農業の女神デーメーテール、または正義の女神アストレアといわれています。左手に持つ麦の穂は農業の、右手に持つペンは正義のシンボルです。
からす座は、バビロニア時代のころにすでに星座の原型がつくられていました。
ギリシア神話では、太陽の神アポロンの使いカラスとして登場します。カラスもそのころは全身が白く、人間の言葉が話せる賢い鳥でしたが、アポロンうそを告げ、それが元でアポロンは妻のコロニスを殺してしまいました。あとでうそがばれたカラスは、罰として黒い体に染められ、言葉も奪われて、天に打ちつけられたのだということです。