なんと,椅子に座った人物がうっすらと映っていますね。
よーく見ると,右図のように,古代の中国の皇帝が玉座に座っているようにマスターには見えました。
またしても,魔鏡現象が起きましたね。
そこで,【第2問】です。
この鏡は,どのようにして作ったのでしょうか?
これが今回の最終問題です。
ここでお茶しながら,じっくりと想像してみてください。
マスター,ヒントはないの?
第1問の【予想】の(ア),(イ)を見ると良いと思います。
マスター,他にもう1つ方法があったのでは?
そうですね。
「鏡の裏面に凹凸の模様を作り,ひらすら力を入れて磨く」というのが,第91会目に紹介した,江戸自体の真鍮(しん ちゅう)色の和鏡でした。
そして,その裏面の模様とは違う模様の真鍮色の板を貼り合わせた2重構造の鏡が,第92会目で紹介した「キリシタン魔鏡」でした。
マスターは,どうやって作ったんだと思う?
やはり,「きれいに磨いた後に,表の鏡面に皇帝の姿の凸部と打ち付けた」つまり(ア)だと思いますね。
そうでないと,裏面は違う模様なので「キリシタン魔鏡」のように2重構造になっていることになります。そんな高度な技術で作っていたなら,相当な高額になるはずです。うん万円,うん十万円,いや,それ以上かな!?
マスターが買った値段は,いくらだったの?
まあ,5千円くらいだったかな〜?
でも,もし2重構造だったら… お宝の掘り出しモノだよ!!
ならば,2重構造かどうか,グラインダーで削って断面を見てみましょう!!
え〜削るの!? もったいなーい!!
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