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付け木の再現
マスターが少年時代の頃(1960年代),母の実家のかまどの近くの戸棚の上に,付け木(つけぎ)というものが置いてありました。
それは,杉の木などを薄く削いだ経木(きょう ぎ)の一端にイオウがつけてあるもので,火をつけると,マッチのように青白い炎が出ました。
この付け木を幅 1 cm くらいにちぎり,かまどの火をもう一つのかまどに移すときに使っていました。
マスター,この付け木作りに挑戦しました。
①経木をGET:昔は,刺身,おにぎり等をこの経木に包んで持ち運んでいました。
今でいうと,ポリスチレンのトレイか,ポリプロピレンなどのフードパックですね。
たまたま,タコ焼きを買ったときに写真の経木が手に入りましたので,これを細く切り,数本用意しました。
②イオウを砕いて試験管に入れ,アルコールランプで熱すると,黄色の固体のイオウが融け出して暗赤色になりました(a)。
そこに経木を入れて,イオウが付着するのを待ちました(b)。
しかし,経木には黄色のイオウは付着しません。
そこで,試験管の底部の暗赤色の液体の部分に経木を入れてみました。
ついたのは暗赤色のイオウでした。
ついたのは暗赤色のイオウでした。
何度やっても同じです。 ( ;∀;)
こりゃー,失敗だー。
どうしてだろう??
…温度が低くて,まだ気体のイオウができていないのでは…?
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