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85 会目

マスター,ついに毎日連休の身になり,ネット検索に明け暮れています。
そこで,ついに手を出してしまったのが「オークション買い」です。
ゲットしたのは,なつかしいハンドル付き電話機でした。

第85会目 電話でね…ウーウー♪

1

ハンドルの働き

ハンドル付き電話機

この電話は,マスターマスターが少年時代の1960年頃に,故郷(山形)の我が家で使われていたものと同じ型です。


さっそく,第1問です。

わきに付いているハンドルの働きは,何でしょうか?

【予想】

  • (ア)まわして,交換手を呼ぶ。
  • (イ)「グルッと1回まわし,半分まわし…」で,相手先番号をモールス信号のようにして送る。
  • (ウ)通話する前に,電気を蓄える。

答えは… (ア)です。当時の電話の掛け方は,マスターの記憶によれば,次のようなものでした。

  1. ①受話器を置いたままハンドルを回す。
  2. ②ハンドルを回すと電気が起き,その電流で交換手に知らせる。
  3. ③すると,交換手から電流がきて「ジリリーン」と鳴る。
  4. ④受話器を上げると,交換手から「もしもし,何番におかけしましょうか」と聞かれる。
  5. ⑤そこで「2番の文明堂をお願いします」と伝える。
  6. ⑥交換手が,マスターの家と文明堂の回線をプラグでつないで,話ができるようになる。

しかも,通話が終わって受話器を置くと,再び「ジリリーン」と鳴り,

通話が終わりましたね。料金は3通話で〇〇円です。

と知らせてくれる。

なんと,手間のかかることか!!

でも… のんきな時代でした。

それでは,電話機のカバーをはずして,ハンドルの正体を見てみましょう。

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