プラ容器の小便小僧は,十数年前に科学技術館での『青少年のための科学の祭典』で紹介(※)していたのを思い出して作りました。そこで,おちんちんの根元は,容器の底面につくようにしました。
ところが,お土産の「小便小僧」の内部の仕組みはどのようになっているのか? を知りたくなりました。
【予想】として,
(ア)プラ容器と同じ
(イ)壁面に道管の穴がある
の2つを立て,マスターは(イ)と予想しました。
そこで,「小便小僧」を縦に切り,中を調べることに…
軽く,安いので,材質はプラスチックの型取りで作ったものだろうと思い,ノコで切ろうとしたのですが,歯が立ちません。
ならば,鉄ノコで… これもダメ。
プラスチックならばと半田ごてで穴を… とやっても開かない。
え〜,ひょっとしたら瀬戸物?? そこで,ドリルで数カ所開けると,途中で割れてしまいました。(;∆;)
割れた破片を集め,接着剤で再生しました。
そして,おちんちんの根元を見たのですが,道管らしきものはありません。
よく見ると,おちんちんの内壁に穴が開いていました。
これでは,穴の位置以上にまで,水を吸い込まなければならない。
あ〜,そうか。これは瀬戸物だから熱湯をかけても平気だ。それならば,いっぱい空気が膨張して排出した分だけ水が吸い込むのだ
と納得しました。
★今回は「冷えた空気は水を吸い込む」と表現しましたが,正しくは「外側の大気圧が容器の中に水を押し入れる(出す)」です。
※参考:泉谷明「噴水人形を作ろう」『青少年のための科学の祭典2001』
(c) by マスター(後藤富治)