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実験1’「二酸化炭素は,水に本当に溶けやすいのか?」
- ①底の開いたペットボトルを逆さまにして,口の部分を手のひらでふさぐ。
そして,二酸化炭素をボンベから下方置換で,ペットボトルに十分に入れる。 - ②ペットボトルの口を手のひらから離すと同時に水に立て,栓を占める。
ここで…
第4問:ペットボトルに二酸化炭素を入れ,待つこと30分。
水面はどのように変化したでしょうか?
水面はどのように変化したでしょうか?
【予想】
- (ア)上がった
- (イ)そのまま
- (ウ)下がった
水面上昇なし
ご覧のように,変化なしです。
え〜,だって二酸化炭素が水に溶けて,減った体積分へこむでしょうよ!!
ペットボトルがへこんだときの操作を,よーく思い出してください。
あのときは『ペットボトルを良く振った』つまり,水と良くなじませたのですね。
この実験1’では,振っていませんね。静止状態です。
あ〜,水と二酸化炭素の交わりが少ない。接しているのは水面上だけか。
二酸化炭素が水に溶けやすいと言っても,ペットボトルを振ったりして,かなり水と混ざり合わさないと溶けないのですね。
あ〜そうか。二酸化炭素が水と少しの交わりで溶け込むのなら,実験1で作った二酸化炭素は水上置換で集められないよね。
そうか。だから,二酸化炭素は下方置換だけでなく,水上置換でも集められるんだ!
この問題は,奥が深いな〜
でしょう!
ところでマスター。水面上昇の原因が二酸化炭素の溶解でないとすると… 何なの?
マスターの実験結果が,『確か』だとすると…… それは……
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