魚の体の色が3色になっているわけは…
敵から身を守るため。保護色なのです。
まわりの色になじんで見えづらくなるのが保護色だよね?
それなら,海は青いんだから,全身青になってるはずじゃない?
…では,アジの身になって考えてみましょう。
まず,上から天敵が襲ってくる場面を考えてみましょう。
アジの上にいる天敵から見ると,海面や水中は海の色,つまり青や青黒い色に見えます。
したがって,アジは海の色を背中にまとうことで,上からくる敵から身を守っているのではないでしょうか?
今度は,下から天敵が襲ってくる場面を考えてみましょう。
アジの下にいる天敵から見ると,海面は空の色や,太陽の光が水面で散乱して白色に見えます。
したがって,アジは水面と同じ白色の腹をもつことよって,下からくる敵から身を守っているわけです。
水面が白く見えるから,青い腹だったらかえって見つかりやすくなっちゃうってことか。
では,最後に…
斜め下から襲ってくる天敵には,海面は何色に見えるでしょうか?
アジのわき腹は銀色ですから,逆の論理で海面は銀色に見えるはずです。
上からの敵にも下からの敵にも備えてるんだから,斜め下からの敵にだけ無策なはずはないってことか。
では…
どうして斜め上に海面を見上げると,海面が銀色に見えるのでしょうか?
考えた方は…(next page↓)