今回の氷砂糖と石英の発光は,何回かやっていれば見ることができます。
しかし,それを映像に撮るのは非常に大変でした。何回も,いや何十回もビデオを回し,ようやくその瞬間を捉えることができました。
氷砂糖の撮影が終わったときには,サイエンスCAFÉの厨房の床に氷砂糖の破片と粉が散らばっていて,雑巾で拭いても拭いてもベトベトでした。
発光の瞬間を撮影した動画からスチルに切り出す作業も大変なものでした。
1秒30コマの中から探すのです。
映像制作の素人のマスターにとっては気の遠くなる作業でした。暇人でないとできないことです。
石英同士の発光は,科学技術館で見たことがきっかけです。
そこにビデオを撮りに行きましたが,石はもう割れ,ブースは閉鎖されていました。
そこで,東京サイエンスで丸みを帯びた石英を1個800円で購入し,やってみたのですが,発光はいまいちでした。
そんな折,ふとしたことで厨房の隅っこに角ばった石英を発見。それが今回のお宝映像になりました。
(c) by マスター(後藤富治)