出てきたのは,この「金属の台座の部分」と「黒光りした円柱」でした。
電池はないようです。
…とすると,この「黒光りした円柱」が曲者です。
光ってるってことは,金属?
導電性を確かめましたが,電気は流れません。
金属じゃないのか。
しかも「硬くて,もろい」ようで,円柱の先が割れてしまいました。
これらのことから,この円柱状の物体はセトモノのような石とマスターは鑑定しました。
いよいよ,前回からの本題に入りましょう。
「どうしてカチンと押すと火がつくのでしょうか?」の答えは…
(ウ)中に電気を発する石のようなものが入ってる でした。
ものの本によると,このセトモノのような石は「圧電セラミックス,圧電素子などと呼ばれ,チタン酸ジルコン酸鉛,磁器等」からできています。
ですから,カチンコを押すとバネの力によって杭が勢いよくこの圧電素子にぶつかり,電流が発生していたのです。
この現象を「ピエゾ効果」といいます。
ピエゾ? あれ?どこかで聞いたぞ!
聞き覚えがあるのは,第3会目『美しい石』に参加の方ですね。トルマリン(電気石)の紹介の中で少し触れました。
マスターは,ここまでチャッカマンの解明に気合を入れすぎました。
そこで,あとはおもしろいものを1つ2つ紹介します。(^_^)V