1. ホーム>
  2. [中学校関連]理科>
  3. よくある質問

[中学校関連] 理科 : よくある質問

教科書の疑問から、教科内容の質問まで、編集部にお問い合わせの多い質問をまとめました。

  • 教科書では,単位の表記は国際単位系(SI)によることと決められています。SIでは,単位を表記する場合,その書体は"立体"(斜体ではないもの)で表記するように決められています。
    リットルの単位記号は慣例で斜体のℓを用いることが多かったのですが,平成23年度版小学校教科書からリットルの表記のすべてを立体に統一しています。なお,この単位表記法によれば,リットルは「L」でも「l(小文字)」でも構わないことになっています。小文字の場合は数字の1(いち)と見間違いやすいので,大文字の「L」を使用しています。
  • 教科書では,単位の表記は国際単位系(SI)によることと決められています。
    これまで,速さなどの単位に用いる時間の単位は,中学生の発達段階を考慮し,理解しやすい「時」「秒」で表していました。
    平成24年度版教科書に対して,国際単位系にしたがうようにとの検定意見がありましたので,「時」「秒」はそれぞれ「h」「s」と表記することとなりました。
  • 日常生活では液体などの体積をリットルで表すことが多く,メスシリンダーなどの計量器の容量もリットル(ミリリットル)の表記になっています。また,高校化学の学習では,液体や気体の体積についてリットルで考察することが多くあります。こうしたことなどを総合的に判断して,液体や気体などの体積の単位にLおよびmLを使用しています(教科書1年p.82側注参照)。ただし,固体や液体の密度はg/cm3で表すことが多いため,密度の学習においては体積の単位にcm3を使用しています。
  • 学習指導要領やその解説の記述は,小学校では「花びら」,中学校では「花弁」の表記になっています。教科書では,学習指導要領の表記にしたがって「花弁」とし,初出の教科書p.24では小学校の表記「花びら」を併記しました。
  • 学習指導要領解説の「めしべが柱頭,花柱,子房の3部分から成り立っていて,…」という記述にしたがって,「花柱」を重要語句扱いにしました。
  • 平成18年度版教科書までは,マツの雌の球花を一種の花序(花の集まり)と考え,内側に胚珠がついている各りん片を「雌花」としていました。一方,雄の球花には花粉のうがあることから,全体を1個の花ととらえて「雄花」としていました。この考え方を見直し,平成24年度版教科書からは,雌花も雄花と同様に全体を1個の花ととらえて「雌花」としています。
  • マツの雄花のりん片にある花粉が入った袋について,従来は「やく」としていましたが,平成24年度版教科書に対する検定意見によって,「花粉のう」と変更しました。
  • 光合成によって葉でつくられた養分(有機養分)と,根から吸収される養分を区別するために,教科書では側注を加えた上で,後者を「無機養分」としました。教科書の側注にも示したように小学校で学習した「肥料」は無機養分のことで,窒素,リン,カリウム,カルシウム,マグネシウムなどが含まれます。
  • 平成24年度版教科書に対する検定意見によって,デンプンも糖の一種(多糖類)であるため,「デンプンが糖に変わる」という表現は使えなくなりました。師管を通るとき,デンプンはおもにスクロース(二糖類)に変えられて運ばれます。スクロースは水に溶けやすい物質です。
  • 藻類は従来,植物のなかまとしていましたが,平成24年度版教科書から植物のなかまとはしていません。教科書では生物の分類の基準は5界説にもとづき,藻類は植物界ではなく原生生物界に分類されます。ただし,発展の扱いとなるため,具体的な分類名までは記載していません。
  • 弊社教科書では,以前は「調整ねじ」という用語を用いておりました。平成23年度版小学校教科書に対する検定意見により,小学校の教科書で名称が変更されたことに伴い,中学校でも平成24年度版教科書より,「調節ねじ」という名称に変更いたしました。
  • 教科書に掲載した溶解度や沸点・融点などのデータは,『理科年表』(国立天文台編,丸善)や『化学便覧』(日本化学会編,丸善)などをもとにしています。塩化ナトリウムの溶解度については,理科年表と化学便覧第5版に掲載されているデータが異なっており,弊社では理科年表に掲載されている数値を採用しております。
  • レーザー光源は,目や皮膚など,人体に影響をおよぼすおそれがあります。生徒実験では,想定外の事故が起こる可能性もあり,できるだけ安全な装置を使うように考慮した結果,「レーザー光源は使わない」という注意を入れています。
  • 平成28年度版教科書に対する検定意見によって,より正確な図にするため,見かけ上の位置を視線の延長線上でガラス寄りの位置に変更いたしました。学習指導要領では,光が物質の境界面で屈折するときの規則性を見いだすことが学習内容になっております。
    中学校の段階では,光の屈折によって像の見える位置がずれることは学習しますが,像ができる正確な位置については学習指導要領の範囲外(高校の内容)ですので,ご指導の際にはご配慮下さりますよう,よろしくお願いいたします。
  • 平成20年の学習指導要領解説の表記が「ばねはかり」から「ばねばかり」に変わったのに伴い,平成24年度版教科書より表記を変更いたしました。
  • 教科書では,単位の表記は国際単位系(SI)によることと決められています。圧力のSI単位にはパスカル(Pa)とニュートン毎平方メートル(N/m2)があります。弊社の教科書ではこれまで,生徒の実体験や実験装置の状況から,圧力を1 cm2あたりの力(N)で示したほうが圧力のイメージをつかみやすいと判断し,N/m2やN/cm2の単位を用いていました。しかし,N/cm2は一般には使用されない単位であることや,単位の換算などで混乱を招くおそれのあること,また,気象の学習との関連などを考慮し,圧力の単位としてPaを使用することといたしました。
  • 学術用語集での表記に合わせて変更しました。なお,リアス式海岸という表記でも誤りではありません。
  • 教科書の用語や記号等については,各教科に対応した学術用語集にしたがっております。「侵食」は学術用語集・地学編(昭和58年度発行)にしたがった表記です。昭和59年度版教科書までは地学の学術用語集が発行されていないこともあり,一般的に使われていた「浸食」という表記にしていました。その後,昭和62年度版教科書発行の際,当時の文部省より学術用語集の表記にしたがうよう指導があり,表記を「侵食」としました。“(水に)浸(ひた)る”意味を持つ「浸」より“侵(おか)す”の「侵」を用いるほうが,けずられる作用の「しんしょく」に適当であるとの判断があったようです。
  • 学術用語集での表記に合わせて変更しました。なお,「ブイじだに」と読んでも誤りではありません。
  • 新生代の区分及び定義については,国際地質科学連合IUGSの勧告を受けて出された2010年1月の日本学術会議地球惑星科学委員会IUGS分科会通知「第四紀と更新世の新しい定義と関連する地質時代・年代層序の用語にしたがい,変更しています。
  • 国際地質科学連合の国際層序委員会ICSより発表された2015年版地質年代表にしたがい,変更しています。
  • 熱分解の実験では,酸化銀もよく用いられます。酸化銀の熱分解の実験は,色の変化や発生する酸素の確認などがたいへんわかりやすいのですが,酸化銀が高価なため生徒実験で使用するのが困難である,という声をよく聞きます。教科書改訂のたびに議論する内容ですが,生徒実験では,安価に入手できる炭酸水素ナトリウムを用いた展開にしました。ただし,酸化銀の実験には前述のようなよさもありますので,教科書p.11に掲載しております。
  • 平成20年の学習指導要領では,電気分解の学習に加え,3年で電池のしくみについても学習します。電気分解と電池については,回路の構造がよく似ていますが,電極の果たす役割は全く違っています。混乱を避けるため,高校での学習と同様に,電気分解では電源の+極につなぐほうを陽極,−極につなぐほうを陰極と表記しております。
  • これまでは,「希ガス」の表記が一般的でしたが,日本化学会命名法専門委員会編『化合物命名法:IUPAC命名法に準拠』(東京化学同人,2011)などでは「貴ガス」という名称になっています。気体の性質をより正しく表している言葉として,国際的にも貴ガスというよび方が一般的となっていることを踏まえ,平成28年度版教科書では「貴ガス」の表記を主といたしました。
  • 理論値に近い結果にならない,とよく指摘をいただく実験です。
    銅粉に対して,化合する酸素の量が少ない結果になることが多いと思われます。なお,平成24年度版教科書では,試料をかき混ぜる操作を記述しておりましたが,棒に銅粉が付着したり,こぼしてしまったりすることが多く,平成28年度版教科書ではかき混ぜる操作にはふれておりません。
    銅を完全に酸化させるのは難しいためにこのような結果になるのですが,以下の点に留意すると,若干収率が上がるようです。
    ●できるだけ新しく,細かなメッシュの銅粉を使う。
    ●できるだけ強火で,十分に加熱する。
    ●ステンレス皿にできるだけうすく広げる。
    ここでは,マグネシウム粉末を加熱する定量実験にすることも検討いたしましたが,燃焼時に酸化物が白煙となって空気中に逃げてしまうことや,空気中の窒素と化合して窒化マグネシウムができてしまうことなどから,弊社では,生徒実験で定量的に質量を測定する実験には銅粉を用いることとしました。
  • 平成24年度版教科書に対する検定意見によって,デンプンも糖の一種(多糖類)であるため,「デンプンが分解されて糖になる」という表現は使えなくなりました。教科書では「デンプンは,ブドウ糖が2つつながったもの(麦芽糖)や,3つ以上つながったものなどに分解される」という表現にしています。
  • 脂肪はグリセリンに3つの脂肪酸が結合したものです。以前は,すい液中のリパーゼによって脂肪酸とグリセリンに分解されて吸収されるとされていましたが,最近では2つの脂肪酸とモノグリセリドにまでしか分解されないことがわかっているため,平成24年度版教科書に対する検定意見によって,「脂肪酸とモノグリセリド」となりました。
  • 平成24年度版教科書の展開は,電流について学習したあと,静電気のところで電子について学習し,最後に再び電流と磁界の関係を学習する流れにしておりました。平成28年度版教科書では,小学校とのつながりを考慮しながら,電流に関する学習を前半にまとめ,最後に電流の正体である電子について学習し,3年のイオンの学習につながるような流れに変更いたしました。
    静電気の学習を単元の最後にすることで,より静電気が発生しやすい時期に学習ができるとともに,電子線が磁力によって曲がる現象を既習の内容(電流が磁界から力を受けること)で説明ができるようになり,生徒にとってより理解しやすい学習の流れになっております。
     [平成24年度版教科書]電流と回路静電気と電子電流と磁界
     [平成28年度版教科書]電流と回路電流と磁界電流の正体(静電気と電子)
  • 平成24年度全国学力・学習状況調査において,電流計の示す値を読みとらせる問題が出題され,その解説で「最小目もりの1/10まで読みとる」ことが示されたのを受けて,平成28年度版教科書では記述を変更いたしました。
    中学校で使用する電流計や電圧計の精度上,最小目もりの1/10の値は許容誤差の範囲内になるため,そこまで読む必要がないとも考えられますが,ここでは,計器の目もりを読む場合は最小目もりの1/10まで読むことが習慣になるよう,電流計と電圧計の目もりの読み方を一律に記述にしております。読みとった数値には誤差が含まれていることとあわせてご指導下さりますよう,よろしくお願いいたします。
  • おもに次のような理由で,回路図の電源や豆電球などの位置を変更しました。
    ●小学校や中学校の技術,高校などと同じように,回路を流れる電流が時計回りにするため。
    ●中学校では,豆電球や抵抗について直列・並列つなぎを考えることから,それらに着目しやすいよう,豆電球や抵抗が手前にくるようにするため。
    ●実験において,回路図と実際の配線ができるだけ似た配置になるようにするため(器具の接続のしやすさも考慮しながら,電源を奥に配置し,電流や電圧の計測を行う必要のある豆電球や抵抗が手前にくるようにした)。
    なお,回路図に使用する電気用図記号はJIS C 0617で規定されており,図記号の向きについては,「本来の意味が維持される限り,図記号を回転したり,または鏡像としたりしてもよい」とされております。
  • 物理量を表す量記号はJIS規格で定められています。それによると,単位がVである物理量の場合は,次の量記号を使うことになっています。
     電圧,電位差……………UまたはV
     起電力,電界の強さ……E
    弊社の教科書ではかつて,量記号と単位記号の混同を防ぐために電圧を表す量記号としてEを用いていました。しかし,技術・家庭科と表記がちがうことや,高校物理の表記との関連もあり,平成24年度版教科書よりVを用いております。
    なお,量記号は斜体,単位は立体で表記します。とくにオームの法則の式などでは,生徒が単位と量記号を混同しやすいので,ご指導の際はご注意下さりますよう,よろしくお願いいたします。
  • 国際単位系(SI)の7つのSI基本単位において,温度の単位はK(ケルビン)となっております。そのため,比熱の単位はJ/(g・K)とするのが一般的ですが,℃は「固有の名称と記号で表されるSI組立単位」として,SI単位に属しております。したがって,ここでは温度の単位に中学校では未習のKではなく℃を用いております。
  • 学習指導要領に「日本の天気の特徴を気団と関連づけてとらえること」とあり,四季を通して日本の天気に影響を与える気団として,気団の特性(気温と湿度)を加味した気象学上の従来からの分類にもとづいてシベリア気団,オホーツク海気団,小笠原気団,揚子江気団の4つを掲げました。一般的に,一様な空気のかたまりである気団の大きさ(スケール)は,数百~数千kmに及びます。上記のうち揚子江気団だけは,ほかの3つの典型的な気団にくらべてはるかに狭く,また固有のものだけでなく,ほかの気団が変質したものも含んでいますが,揚子江流域に固有の気団が存在することは気象庁ホームページ「予報用語解説」や多くの学術書・事典などにも記載されており,教科書でも1つの気団として扱っています。なお,揚子江気団はほかの気団が変質したもので固有の気団としては存在しないという考え方もあります。
  • 「長江気団」ともいいますが(気象庁ホームページ「予報用語解説」など),学術用語集・気象学編では「揚子江気団」となっており,そちらを採用しています。
  • 平成20年の学習指導要領では,学年ごとに学習する内容が決められていますが,学年内の学習順序については原則的に変更が可能となっています。
    弊社では,エネルギーの学習のところで,力学的エネルギーとともに光エネルギーや熱エネルギーなどについても学習する方が,エネルギーについて総合的な理解が深まると考え,この展開順序にしております。
  • 以前は植物の発生において「受精卵」という用語を使っていませんでしたが,動物と同様に,卵は受精後に受精卵となり,発生が行われます。平成28年度版教科書において記述を見直し,植物においても「受精卵」と明記するよう改めました。
  • 教科書の用語は,「義務教育諸学校教科用図書検定基準」(文部科学省告示)で定められています。具体的には,学習指導要領に示されている用語で,そこにない場合は文科省発行の学術用語集などに示されている用語を使います。学習指導要領では用語として示されていませんが(たまご,の意味での卵のみ),過去のものでは卵と精子という記述があります(昭和44年版)。学術用語集・動物学編増訂版では,卵〔子〕として用語の記載があり,卵を採用しており卵子ともいう,という位置づけです。以上のことより,「卵子」でも間違いではないのですが,生物学では卵として学習するのが適当だと考えております。
    なお,弊社の小学校教科書では「卵(卵子)」のように併記しています。小学校の学習は「ヒト」中心の学習のため,日常で使われる医学的な用語としてよく聞かれる「卵子」も示しています。
  • 分離の法則とは「対になっている遺伝子は,分かれて(=分離して)1つずつ別々の生殖細胞に入る」ことであり,それによって「孫の代で表現型が3:1に分離する」ことまでは含まれません。分離の法則で説明されるように規則的に遺伝子が分配され,その結果孫の代では形質が3:1の比で現れることになります。
  • 平成24年度版教科書に対する検定意見によって,分解者の定義は「食物連鎖の中で,排出物や死がいを『分解』する生物を特に分解者という」となりました。菌類や細菌類のほか,教科書p.122で学習したシデムシやセンチコガネも分解者に含まれることになります。
  • この実験における電池のしくみをまとめると,次のようになります。
    (1)亜鉛板と銅板を導線でつなぎ,塩酸(含まれているのは,水素イオンH,塩化物イオンCl,水分子H2Oと考えることができます)に入れると,亜鉛板では亜鉛が電子を失い,亜鉛イオンになります。
      Zn→Zn2++2e
    (2)亜鉛イオンは水溶液中に溶け出し,放出された電子は導線を通って銅板へと移動します。
    (3)(電子が移動してきた)銅板では,その電子と水素イオンが反応し,水素が発生します。
      2H+2e→H2
    この反応によって,銅板の付近では水素イオンが減少し,結果として塩化物イオン(−の電気をもったイオン)が多い状態になります。
    以上が電池のしくみです。
    ただし,亜鉛板では,亜鉛が溶け出すのと同時に水素イオンが反応し,気体の水素が発生します。この副反応は,
      Zn+2H→Zn2++H2
    となります。これは,亜鉛板を単独で塩酸に入れたときの反応と同じです。化学反応式の左側と右側で電荷の増減はありません。金属板が酸によって溶けるときに水素が発生する反応が起きているため,亜鉛板からも泡が出ているのです(教科書p.167図18参照)。つまり,この反応は,電池のしくみとは無関係です。電池のしくみを理解するうえで混乱を生じてしまうことや,電気的には亜鉛板が亜鉛イオンになったことだけを考えても同じことから,教科書p.166図17にはこの副反応を掲載していません。
  • 太陽は地球と同じように天の北極側から見て反時計回りに自転しています。したがって,地球の北半球の日本から肉眼で見た場合の黒点の移動方向は,教科書p.237図34のように,天の北極側を上として左から右になります。天体望遠鏡で投影板を使って黒点を観察した場合は,次のような理由で記録紙の東西のみが肉眼で見た場合と反対になります。
    天体望遠鏡の対物レンズを通った光によって一度実像ができ,上下左右が反対になります。投影板に投影されるときは接眼レンズを通ることによってもう一度実像になるので,2回上下左右が反対になります。したがって,投影板を裏から見ると肉眼で見たときと同じ方位になり,投影板の表の記録紙は左右(東西)のみが反対になります。

教科書のご利用について

  • どこで購入?教科書・教材購入のご案内
  • どこに申請?教科書利用許諾のご案内

大日本図書の取り組み

拡大教科書発行のお知らせ
文字や図版を大きく、すべての児童生徒に等しい教育
カラーユニバーサルデザインについて
カラーユニバーサルデザインに配慮した教科書づくり