現代的な諸課題に対応
安全教育の充実を図り,
自分の身を守るための
習慣や技能を育てます。
郊外に出かける場面では
その都度,安全についての意識を高めるよう配慮しています。
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- 上 p.29
防災についての記述を増やし,地震や大雨の際の行動について示しています。
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- 上 p.109
危険を知らせるだけでなく,
自分たちを守ってくれている人がいることにも気付くよう,
通学路での地域の人との交流活動を取り上げています。
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- 上 p.26
外国語教育への対応
生活科の活動と関連する用語の紹介や
日本の文化とともに海外の文化を紹介しています。
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- 上 p.61/下 p.134〜135
道徳教育との関連
七條正典
高松大学教授
自立し生活を豊かにする
資質・能力を重視
七條正典 ─高松大学教授
道徳教育の一層の充実を図るため,生活科においてもその目標に基づき,
「具体的な活動や体験」を通して,「身近な生活に関わる見方・考え方」を生かし,
「自立し生活を豊かにしていくための資質・能力」を育成することなど,
生活科に固有の指導を通して,道徳性の育成を図ることが求められています。
本書では,特に生活科全体を通じて,自分自身,身近な人々,
社会及び自然と直接関わる活動や体験を豊かに行えるよう,
その場や機会を工夫しています。
そのことを通して,基本的な生活習慣,挨拶や言葉遣い,
家族や集団の一員としての在り方,動植物愛護や生命尊重など,
自立し生活を豊かにするための資質・能力の育成につなげています。
身の回りの整理整頓や, 規則正しい生活に
目を向けることができるよう配慮しています。
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- 口絵 6
- 下 p.112
具体的な活動のなかで,適切な挨拶や言葉遣いを考えたり,
公園での友達との遊び方などに目が向くよう配慮しています。
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- 上 p.9
- 上 p.28
動植物との継続的な関わりを通して,生命を大切にする,
相手の立場になって考える等の心が育まれるよう工夫しています。
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- 上 p.16
公共の場では他者の存在やルールに気付くことができるよう配慮しています。
家族との関わりのなかで,自ずと自分ができることを進んで手伝うような
活動の流れを工夫しています。
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- 上 p.29
- 下 p.101
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菅 正隆
大阪樟蔭女子大学教授
クロスカリキュラムで
効率的な外国語学習を
菅 正隆 ─大阪樟蔭女子大学教授
世の中では,国際化やグローバル化の言葉が花盛りです。
教育においても「グローバル化の進展などによる予測困難な時代」とされ,
その対策として様々な取り組みが行われています。
その一つが外国語活動導入の早期化と外国語の教科化です。
しかし,英語だけを指導したとしても,
一朝一夕に能力の向上が図れるものではありません。
これからの外国語教育にとって大切なことは,
クロスカリキュラム(教科横断型)で,クリル※を用いた授業が行われることです。
理科,算数的なことを英語で理解する,英語を使いながら体を動かすなど,
英語をツールとして他教科の内容を知ることが外国語習得の早道とされています。
この考え方に率先して取り組んだ大日本図書の教科書を用いることで,
※CLIL(Content and Language Integrated Learning,内容言語統合型学習)一石二鳥の効果が期待できます。